【Apacheで簡単】Linux上にWebサーバを構築してみた

in #japanese5 years ago (edited)


こんにちは、こもDです。

今回はLinux上でのWebサーバの構築方法を解説していきます。ApacheというWebサーバソフトを使用すると簡単に構築することができます。

 

[jin_icon_arrowbottom color="#e9546b" size="17px"]この記事を読んで分かること[jin_icon_arrowbottom color="#e9546b" size="17px"]

・Apacheの概要

・Linux上でのApacheを使用したWebサーバの構築方法

 

https://komodblog.com/apache-books/

Apacheとは



「Apache HTTP Sever」の略で、世界的に普及している代表的なWebサーバソフトです。特徴としては、LinuxだけでなくWindowsなど様々なOS上で利用ができ、オープンソースソフトウェアなので、誰でも無償で利用できます。

そもそもサーバとはどういうものか知らない方は下記の記事をどうぞ。

http://komodblog.com/sever/

 

Apacheのインストール


構築環境


今回のWebサーバを構築していく環境は、AWS上で作成したEC2インスタンスです。OSはAmazon Linuxを使用しています。

Linuxならどれでも構いませんので、RHELやCentOSでも可です。

Oracl VM VirtualBoxで仮想マシンを作成し、それにLinuxをインストールしてもいいと思います。

http://komodblog.com/virtual_linux/

yumからインストール


さっそくLinuxにApacheをインストールしていきましょう。

インストール方法はいくつかありますが、今回はyumを使用してインストールしていきます。

Apache httpdの確認


まずはyum infoコマンドを使用して、yum上で提供されているApache httpdを確認します。

yum info httpd

Loaded plugins: extras_suggestions, langpacks, priorities, update-motd

Installed Packages

Name : httpd

Arch : x86_64

Version : 2.4.39

Release : 1.amzn2.0.1

Size : 4.0 M

Repo : installed

From repo : amzn2-core

Summary : Apache HTTP Server

URL : https://httpd.apache.org/

License : ASL 2.0

Description : The Apache HTTP Server is a powerful, efficient, and extensible

(上記実行結果は2019年8月現在)

バージョン2.4.39が利用できることが確認できました。

 

Apache httpdのインストール


続いて、yum installコマンドを使用してApache httpdをインストールしていきます。

yum -y install httpd

 

インストールが完了したら、httpd -versionコマンドでApache httpdのバージョンを確認してみましょう。

httpd -version

Server version: Apache/2.4.39 ()

Server built: Apr 4 2019 18:09:28

先ほど確認したバージョン2.4.39がインストールされていることが分かります。

 

Apacheの起動



それではインストールしたApache httpdを起動してみましょう。起動はsystemctlコマンドを使用します。

#systemctl start httpd

 

エラーメッセージ等が表示されなければ起動完了ですが、systemctl statusコマンドを使用して状態を確認します。

systemctl status httpd

  • httpd.service - The Apache HTTP Server
Loaded: loaded (/usr/lib/systemd/system/httpd.service; enabled; vendor preset: disabled)

Active: active (running) since Sun 2019-08-11 07:04:36 UTC; 2s ago

“Active: active (running)”が表示されていれば起動しています。

Apacheへのアクセス

Apache httpdが起動していることを確認したら、ブラウザからアクセスしてみましょう。

アドレスhttp://「WebサーバのIPアドレス」/を入力すると、以下のようなApacheのテスト画面が表示されます。


※アクセスができない場合は、ファイアウォールが有効になっている可能性があるので、設定を確認してみてください。

 

Webページの表示


/var/www/html配下にコンテンツを格納することで、Webサーバへアクセスした際にそのコンテンツがWebページとして公開することができます。

まずは、/var/www/htmlに移動します。

#cd /var/www/html

次にWebページ用のhtmlファイルを作成します。

#vi index.html

<html>

<h1>Hello World</h1>

</html>

viコマンドの使用方法は以下を参照してください

[blogcard url="https://eng-entrance.com/linux-command-vi"]

 

作成後、"Apacheへのアクセス"と同じようにApacheへアクセスします。


作成したhtmlファイルが表示されれば成功です。

 

まとめ


今回はApacheを使用してLinuxにWebサーバを構築していきましたが、WindowsでもApacheを使用してWebサーバを作成することは可能です。

また、Apache以外のWebサーバソフトもいくつかあるので、是非いろいろと試してみると良いでしょう。

Apacheについてさらに学びたい方は、

[box06 title="あわせて読みたい"]【2020年版】Apache学習におすすめの入門書3選[/box06]

こちらの記事でApache学習でおすすめの良書を紹介しているので、参考にしてみてください。

最後まで読んでいただきありがとうございました。


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