Netflixオリジナル「恋愛とセックス 第2回 デリー」 映画感想21

in #japanese5 years ago

Netflixドキュメンタリー「恋愛とセックス」をみています。

CNNの看板記者であるイラン出身のクリスチャン・アマンプールが6つの国際都市を訪れ、男女の恋愛・セックス事情に切り込みます。

第2回は「デリー」です。

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西洋化が進むインド・デリー。カースト制度・昔ながらの伝統・西洋化が混ざり合うデリーで現代の若者がどのような恋愛観を持っているのかを取材します。

これまでの伝統が今も優勢なデリーの恋愛感

婚前交渉の禁止、お見合い結婚、同一カースト結婚。伝統的な考え方は今もインドの若者を支配しています。ヒンドゥー教では婚前交渉に寛容ではありません。付き合って4年になるカップルでも、婚前交渉がない様子が映し出されていました。デート中に、原理主義者に襲われる地域も未だ存在します。

その反動かどうかは定かではないですが、デリーではレイプの件数が世界の中でも高く、世界でも最も危険な街の一つです。

一方で、親族から結婚を反対されている異カーストカップルを救うための「駆け込み寺」を創設する人も現れています。

近年少しずつ広まっている自由恋愛に対して、批判的な大人たちの声が紹介されていましたが、やはり、伝統的にはお見合い結婚でそのまま長く連れ添う形が主流のようです。

それでも、自由恋愛が近年アンダーグランドで広まりつつある

なんとデリーではTinderが大流行しているそうです。富裕層から始まり、今は一般庶民も利用するアプリになっているみたいです。それでも、男性は素性を隠してデートを行うなど、伝統を気にしながら利用しています。

「デート」という概念はデリーでは新たな概念です。これまでは婚前は男女の関わりがないにも関わらず、お見合い結婚後すぐに子供を作る要請があり、男性はどのように女性に接するのかということがわからないという課題が深刻です。

古いしきたりを脱するまではしばらく時間がかかりそう

伝統的な価値観と新たな時代の最適解との間で揺れ動く気持ちは日本にも存在します。自分自身も親や祖父世代と価値観が違うので。

ただ、さすがにインドの伝統は強烈すぎるので、日本人はまだ随分と「マシ」に感じましたw
原理主義者はやっぱり怖いですね。

その中でも、先進的な考えを持ち、小さいところから行動をし始めている人もいて、ニュースでは流れない多様性を垣間みることができます。

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海外に住んでいるインド人の中で、弾けた考えと行動をする方もいます。
自国では伝統的な生活を強いられるので、外に出るとその反動なのかしら?と思います。

とても興味深い投稿でした (^^)

人間、バランスの生き物ですね〜