こんばんは。瀬潟です。明後日から1週間ほど実家に帰省するため、急いで対局を振り返らないといけないことに気づいて焦っています。
ということで、第3譜の振り返りを行っていきます。
図は▲6六角までの局面です。
ここから、△5七銀打▲5五角△6四歩▲7五歩△6九角▲7四歩△7八角成
▲同銀△6八銀成▲1六角と進み、以下の局面となりました。
こちらは飛車と桂馬を取られそうですが、玉が案外広いため耐えそうというのが対局中の考えでした。また相手玉は既に銀冠が崩壊し、手が付いている状況です。
先ほどの手順中、飛車を逃げずに▲7四歩と取り込むのは実戦的な一手で、心理的には玉頭に拠点ができ、こちらとしては嫌なところです。
また、こちらとしては60手目の正着は△6五金だったかもしれません。▲5五角を防ぎながら相手玉付近に駒を足す一手です。
いろいろもたつきましたが、流石にこの局面は勝てそうかなという感じです。
69手目以下の指し手
△7八成銀▲同 玉 △5八飛 ▲6八銀 △7七歩
▲同 桂 △7六歩 ▲6九銀 △7七歩成▲同 角
△7六歩 ▲5八銀 △7七歩成▲同 銀 △6五桂
▲7六飛 △7八桂成▲同 飛 △5九角(下図)
この局面で相手の方の時間が切れてしまい、88手でこちらの勝ちとなりました。
常にこちらの攻めが1手先に入っていて、相手は防戦一方になってしまいました。76手目
△7六歩のタイミングで一度▲7三銀と放り込む手はあったかと思いましたが、△6一玉と落ちて、横が広いので凌げそうです。
この対局はチームとしての緒戦であったのですが、他の2選手も勝ち、チームとして3-0で勝利するという好スタートを切ることができました。個人としては仕掛けを1手逃してはいましたが、仕掛けの時点でかなりの差がついていたので、途中ミスが出てもなんとか勝ち切ることができたということになるのでしょうか。
明日、もう1局の振り返りもしていこうと思います。お付き合いありがとうございました。