(Japanese only)
私は絵を描いて生きている。これは絵で稼いでいるという意味でなく絵を描くことによって精神のバランスを保って生存しているという意味だ。
私は今、絵を描くことを掘り下げて生きている。夢中になっている。それでいいじゃないかと思ったりもする。
しかしほかのことはほとんど知らない。本が読めない。音楽もいまどきのはほとんど知らない。映画なんかもう何年も行っていない。ゲームも下手だからやらない。
だいたい、最近玄関のドアのガラスを割ったこともあって大家さんや大工さんと会うはめになり、人と会うのが怖いし、対面で人と話したくない気分だ。それを精神科の先生に言ったら頓服をくれたけれど、嫌な気持ちまでは変わらない。
そんなこんなで、ただ、だらしなく残りの人生生きてもいいやん、と思っていた。
ところが先日、婦人公論という雑誌にフリーアナウンサーの武田真一さんのインタビューが載っていて、その中で武田さんが「自分の幅を広げてくれるものには何でも挑戦していきたいと思っています」と言っていたのだ。彼は今年で56歳である。私は先日53歳になった。これを読んで、私も自分の幅を広げた方がいいのだろうかと思った。
しかし私の場合は条件がある。好きなこと、好きになったことしかやりたくない。嫌なことで残り時間を潰したくないのだ。とりあえずやってみなければわからないのだが、何をやろうか？
今少しやっていることは、海外の短波ラジオ放送を聴く、BCLだ。私が40年ぐらい前に夢中になっていた趣味だ。しかしどうも夢中になれない。なぜなら昔に比べると短波放送を行っている放送局が激減し、視聴中も色々なノイズが増えたからだ。
あと、植物の名前を覚えようとしたこともあったが、最近は京都府立植物園に行っていないからこれまた興味を失った。自宅から往復2時間かけていくのがおっくうになってしまったのだ。
好きなことは絵を描くことしかないし、それは夢中になれるほど好きだから、私は無理に人間としての幅を広げようとしなくてもいいんじゃないか、と思った。他人から見たらつまらない人間かもしれないが、仕方がない。
これは蝉の声を聴きながら書いている。実にいい声をしている。
とりあえず近所をうろうろしていれば、何か見つかるかもしれない。と思ってだらだらと生きることにする。
いいと思います。私はたいていのことがめんどくさくて、なるべく好きなことだけして生きていこうとしています。
私もです。でも何か新しいことを知るのは好きなので、本は最近電話に読んでもらっています。声は変だし、漢字もガンガン読み間違いますが、目的ははたせているし気にしないことにしています 😅
ありがとうございます。やっぱり好きなことをして生きていくのが一番ですよね。
特に私の場合は結構歳をとったので、残りの人生は好きなことだけして生きていきたいという気持ちが強いのです。
蝉の声を聴きながらこれを書いているのですね。蝉の声を想像して、読み直してみました。
お誕生日だったのですね。おめでとうございます。前にお伝えしたことがあると思いますが、@yadamaniartさんの文章もひとつのアートのようでとても惹き込まれます。
共感できる部分がたくさんあったり、自分の知らないことがたくさん書いてあったり、感心したり、切なくなったり、心に響きます。
ありがとうございます。暑い夏ですが、蝉の鳴き声には癒されます。
他人からは素敵な生き方やら立派な生き方をしている人も、「それ」が好きで「その」生き方をしているだけなんじゃないかなぁと思っています。
yadamaniartさん のように自分の思うがままに生きるっていいなぁ。そう私は思っています。
ああでも考えてみれば、私も基本、したいことしかしていません。
だんだんと「人からどう見られるか」が面倒になってきて自分的には「いいかもしれない」と。
セミが鳴く、ちょうどいい暑さいいですね。
山の中はヒグラシが昼間なぜか鳴いています。
なるほど、おっしゃる通りだと思います。
絵を描いてみるとやっぱり好きなんだなと思いますから、絵を描いて暮らそうと思います。
suminyan10さんのトマトの生育記録も楽しみにしていますよ。