Netflixオリジナル「恋愛とセックス 第1回 日本」 映画感想20

in #japanese5 years ago

Netflixオリジナルドキュメンタリー「恋愛とセックス」をみています。

CNNの看板記者であるイラン出身のクリスチャン・アマンプールが6つの国際都市を訪れ、男女の恋愛・セックス事情に切り込みます。

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第1回は「東京」です。

東京の各都市を訪れながら、インタビューしていきます。
渋谷・歌舞伎町・池袋などを訪れながら、日本の恋愛とセックスに切り込んでいきます。

江戸時代の春画から日本の恋愛・性を紐解く文化的構成

クリスチャン・アマンプールは、イラン出身の女性記者。体当たり取材が特徴で、戦争・革命を伝えるCNNのニュースにはアマンプールがいたと言われている記者です。

日本の恋愛&セックスを解き明かすにあたり、江戸時代に立ち返り日本の文化を遡ります。性に開放的だった江戸時代の春画に始まり、戒律的な西洋文化の到来までを紹介します。その上で、現代社会の日本に起こっている現象とその課題について考察していきます。

ホストクラブ・性風俗・セックスレス・ゲイバー・ボーイズラブ・ダッチワイフなど種々様々な趣向が交差する街「東京」

歌舞伎町のホストクラブ、新宿のゲイバー・性風俗で働く女性、セックスレスの夫婦生活、ボーイズラブにハマる女性、ダッチワイフを集めるおっさん。日本人であればお馴染みの現象を次々にレポートしています。

もし自分が日本人じゃなかったら東京はどんな街なのかと不思議なほどのバラエティと刺激です。改めて、不思議な街だなぁと思います。普通に生活しているときに感じる礼儀正しさや物静かさからは想像できません。風変わりの独自の文化が育ち人知れずメインストリームになっていくという圧倒的「Hentai」の片鱗を感じさせられます。

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愛情表現に課題があるとまとめられる日本人。アマンプールは「悪循環」を指摘

日本人は愛情表現に課題あり、という点が指摘されています。西洋では日常的に伝えられる「I love you」が日本語では最高にクサいため僕らは普段伝えることはなく、ハグなどのスキンシップも取ることは稀です。

結果として、日常で埋められない空虚を他のもので満たす「悪循環」のスパイラルにはまっているのではないかとアマンプールは呟きます。

ニーズさえあればビジネスになるビジネス至上主義が蔓延する日本は、海外の人の興味を惹きつけるものが多数産まれるのと同時に、その性質に関して不気味な印象を与えるのかもしれません。小さなことでも心の隙間に入ってくる能力には畏れ入ります。

日本にあるビジネスをニッチな領域も含めて丁寧に分析すると人間心理を今まで以上に理解できるかもしれないと感じました。

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海外に住むようになって感じたのは、日本=AV (アダルトビデオ)だと思っている人が少なからずいるということです。

オーストラリアは何年か前に売春が合法化されたんですよ。売春が職業として認められ、社会保障を受けられるようになりました。合法化を推進したのが実は女性の議員だったのです ^^

女性側から推進されるというのは、安心感がありますね。

国によって方針がかなり異なりますね。
売春の合法/非合法によって生まれるメリット/デメリットも興味あります。