ウィーン・フィルが日本でコンサートをしていました

in #music3 years ago (edited)

今月(11月)はクラシック音楽ファンにとっては忘れられない月となりました。ウィーン・フィルが5日から14日まで来日していました。と書くと普通ですが、彼らの母国オーストリアではコロナでロックダウンが迫っており、コンサートができなくなっていました。中国、韓国、日本にツアーを打診して、中国、韓国ではダメ、日本だけがOKしました。オーストリアのクルツ首相は日本の菅首相に手紙を書いて、特例でウィーン・フィルのコンサートツアーが実現しました。

世界的に音楽の演奏家はコロナで苦境に立たされています。とくにオーケストラは密でやるのが当たり前。そんな中、ウィーン・フィルはPCR検査と隔離をしっかりやり、クオリティを保つため舞台上ではソーシャル・ディスタンスをとらず通常の配置でコンサートに臨んだということです。それが彼らにとっての譲れない一線でした。賛否両論ありましょうが、そうやって世界に対して手本を見せようとしました。

指揮者としてウィーン・フィルといっしょに来たワレリー・ゲルギエフはチャイコフスキーの「悲愴」交響曲(第6番)を演奏したくて来日したそうです。前世紀のスペイン風邪以来、100年に一回の感染症で苦しみ、悲しんでいる人々のために。

https://ontomo-mag.com/article/report/after-wphweek2020/

ここに貼った動画はそのコンサートツアーとは違いますが、言わずと知れた映画音楽の巨匠ジョン・ウィリアムズが彼の作品の一つ「スター・ウォーズ」のメインテーマを指揮しているところ。ウィーンに来て、ウィーン・フィルといっしょに。楽団員さんが楽しそうに演奏していますね。ジョージ・ルーカス監督の想いを知っているからなおさらですが、この映画の奥深さを思うと泣いてしまいます。ここでのウィーン・フィルの演奏は私が通常聴いていた演奏と比べると、ゆったりとしたテンポで繊細です。さすがといったところ。

ということで、ひさしぶりの音楽ネタです。やはり書きたいことを書くと違いますね。今日はこの辺で失礼します。

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やっぱり、大事なのはPCR検査と隔離ですね。日本はもう、この2つが全然足りてないと思います。
私も個展をやる時にPCR検査したかったですが、自費では高くて断念しました。仕方なくマスクと消毒と検温と人数制限で強行しました。私の友人は12月に予定していたグループ展を延期しました。音楽イベントだとさらに開催が難しいですね。ウィーン・フィルは厳格にやりましたね。

高いんですね、PCR検査。ドイツでは無料だそうですよ。理由は「経済的な理由で検査を受けられない人がいるのは良くない」だそうです。社会保障を大事にするドイツらしいですね。

個展お疲れ様でした。アーティストも大変ですね。早くコロナ収束してほしいです。

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